2015-07-17

チーム力重視


オーストラリアに到着後ブレンダン・ロジャーズが会見。正式に発表されたラヒーム・スターリングの移籍は、スアレスの穴を埋められていないチームにさらに穴が空くのではないかという懸念があるが、代役は要らない。フィルミーノも代役ではない。

「フィルミーノはラヒームに代わる選手ではない。直接的な代替選手より、チーム全体の強化のほうが大事だ。優秀な選手を何人も連れてきたし、これまでのチームに彼らが加わったことでチームのバランスはかなり良くなった。ラヒームに代わる選手が必要だと感じてはいない。」

「すべての大会でプレーするにはしっかりしたチーム層が必要だ。国内2大会、ヨーロッパリーグにプレミアリーグがある。こういった大会すべてでしっかり戦えるチームがリバプールのクラブのあるべき姿。そのためには強いチームが必要だ。今非常に強いチームができつつある。」

早々から補強に取り組んだとはいえ、ほかのチームも補強している。トップ4に辿り着くためのカギは、個人でなくチーム力にあると主張した。

「非常に難しい戦いになる。我々が補強したとはいえ、ほかのチームも同様に補強をしている。我々にとって鍵になるのはチーム力。獲得した選手たちはそういう部分で貢献してくれるという点に非常に満足している。そういう選手が加わってくれたことで、かなり良いシーズンになると期待している。だが現実的に戦いは非常にタフになる。我々の今のメンタルがあれば今季しっかりやれる。」

スターリングとは今でも連絡を取る仲である。

「先日言ったように、彼と仲たがいしてなどいない。報道の内容は全く事実とは程遠いものだ。ラヒームは17歳で私が引き上げた素晴らしい才能の持ち主だ。その時から彼と私は親密になって一緒に頑張ってきた。私が移籍の原因だとかいう話もあったが、もう今は終わったこと。昨日も彼とメールをしていたし、連絡はきっちり取っているよ。」

「ツアーに発つ前にしっかり話をしたのは、帰った頃には彼はもういないだろうと思ったからだ。彼は本当に才能に恵まれた若い少年だし、リバプールで非常に良いプレーをした。アカデミーを出たばかりだった少年が国際舞台で活躍する選手に成長したんだ。我々は胸を張って彼の成長と育成にすべてを尽くしたと言い切れる。サポーターたちの素晴らしいサポートがまた彼の成長を後押ししてくれた。彼は移籍することを選び、今マンチェスター・シティの選手となった。これからはリバプールにいる選手が大事だ。」

長年メジャートロフィーなし、チャンピオンズリーグなし、そしてスターリングはワールドクラスの選手不足が移籍の要因であったことを示唆し、いわゆるビッグクラブのステータスが薄れつつあるとサポーターから懸念する声が上がっている。

「リバプールは常に選手を惹きつけるクラブだ。それは何度も言っている。リバプールはこの世界で象徴的なクラブであり偉大なクラブ。だが現状で選手たちが移籍するのは仕方ない。残念だが受け入れるほかにない。できる限り選手にいてもらえるように最大限の努力はするが、それ以上のことはできない。その選手が移籍するとなれば、貢献に感謝して、次に来る選手をチームと共に育てる。リバプールのクラブの規模は誰にも否定できない。今我々の課題はリーグの優勝争いができるようになることだし、それが選手たちにとっての魅力であり続けることを願う。」

GKのバックアップはなぜアダム・ボグダンにしたの?

「アダムは我々のナンバーワンGKシモン・ミニョレを支えてくれる。だがほかのキーパー同様、ナンバーワンになれるように戦い続けてくれる。アダムはボルトンで大活躍していた。イングランドでの経験があり、正GKになれるようシモンにプレッシャーをかけられる才能ある選手だと思った。」



'It's all about the team! About the character!' ブレンダンの口癖。

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