2015-01-03

ベニテス:ジェラードはクラブの心臓

Former Liverpool manager Rafa Benitez says Gerrard has been the club's Red heartbeat
スティーブン・ジェラードを一言でと言われたら、“情熱”だ。彼は私が監督を務めたリバプールFCでの6年間ずっとキャプテンであり、一緒にプレミアリーグとチャンピオンズリーグ優勝が狙えるチームを作り上げた。スティーブンがいなければ、我々が成し遂げた偉大な成功はなかった。

あの“イスタンブールの奇跡”は、彼がいなければ起こり得なかった。あの夜チームを奮起させたのはスティーブンであり、ハーフタイムの時点で彼はミラン相手に勝つのは不可能だとは信じなかった。素晴らしいヘディングゴールでチームを先導し、3点目ではペナルティーを獲得し得点への執念をみせた。あの舞台は彼の能力を証明する最高の場所だった。スティーブンとチームメイトたちは欧州カップというご褒美をもらうことができた。

それ以後も彼の大舞台での大活躍が続いた。カーディフのミレニアムスタジアムでのウエストハムとのFAカップ決勝戦ではあのすごいゴールを決めてみせた。さらに彼とフェルナンド・トーレスの連携がプレミアリーグ史上最高ともいえるエキサイティングな攻撃を生み出した。

本日、スティーブン・ジェラードが今シーズン限りでリバプールを退団するというニュースを聞き、彼の今後の活躍を心から祈るともに、私がアンフィールドにいた間の彼のすべてのハードワークに感謝する意を述べたいと思った。

リバプールFCは偉大な選手であるアスリートを失う。でもそれだけではない。クラブは赤いクラブの心臓を失うことになる。

スティーブンよ、君には永遠にみんながついている。(You'll never walk alone)

Rafa Benitez

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