オーナーより新年のご挨拶

ジョン・ヘンリーとトム・ワーナーより、世界中のリバプールサポーターの新年のご多幸とご健康をお祈り申し上げます。

2014年を振り返ると、５月のシーズン終盤は思い出深い出来事がたくさんありました。最大の目標であったプレミアリーグ優勝は逃したものの、我々の101得点を記録した攻撃的なプレースタイルは世界中を虜にしました。ルイス・スアレスがイングランド最優秀選手に、ブレンダン・ロジャーズがLMA最優秀監督賞に、我々のキャプテンであり現代最高の選手の一人であるスティーブン・ジェラードはこれまで通り素晴らしい才能を発揮してくれました。

予想されていた通り、ルイス・スアレスを失い、多くの選手を獲得したことで新シーズンの開幕は予想以上にスロースタートとなりました。しかしながらここ数週間は、新加入した選手たちがアンフィールドの生活に慣れてきたということを示すポジティブなサインが多くみえます。

今日大晦日の時点での順位表をみると、トップ４との差は５ポイントとなっています。１月末頃にはダニエル・スタリッジの復帰が見込まれています。彼の負傷を克服しようという多大な努力と決意にとても勇気付けられました。非常に順調に回復しており、彼の復帰後には勢いが戻りそうです。

2014年はピッチ外でもアンフィールドのスタジアム拡張が決まり、大きな一歩を踏み出しました。長年話し合いを積み重ね、8,500席を追加した新たなデザインで進めます。完成予定は2016-17シーズン中を予定しており、クラブの偉大な歴史・伝統と21世紀の設備を併せた場所になります。年始にスタジアムを訪れる予定のある人は、取り壊し工事を目にすることでしょう。

先月LFCTV内のインタビューで話した通り、スタジアムの拡張はサポーターだけでなくリバプールのコミュニティにとってもエキサイティングです。このプランはリバプールのアンダーソン市長や市議会との提携、ハウジング会社や周辺住民の協力があって実現したからです。さらにこのコミュニティが活気付くことでしょう。

イアン・エアを筆頭にするクラブのシニアマネージメントチームの仕事ぶりにも感銘を受けました。2014年はクラブ史上最高の歳入を達成することができました。何度も言っていますが、収入は１ポンドでもクラブの成長に費やします。

今年はアメリカ合衆国のツアーでの大成功もあり、新たなファンを多く獲得することができました。さらには初のコマーシャルオフィスをロンドンに開設し、メルウッドから最新の情報を届けるLFCTVをハイビジョンにアップグレードしました。

ピッチ上のパフォーマンスの話に戻ると、スウォンジー戦後にブレンダンが話していた通りです。『シーズン後半が本当に楽しみだ。プレースタイルができてきて、チームの一体感が高まってきて、結果が出せるようになっている。』

このメッセージは違う話題で締めたいと思います。今日大英帝国勲章の受賞者が発表され、ヒルズボロの遺族であるマーガレット・アスピナルさんとトレヴァー・ヒックスさんがCBEを受賞することになりました。ファンの皆さんと同じように我々も彼らの不屈の精神、勇気、威厳に非常に感動しています。大いに値する二人の受賞を称えたいと思います。


YNWA, 
Tom Werner and John W Henry

LFC