2015-01-19

ジェラード獲得を夢見たモウリーニョ


05年にチェルシー監督を務め、スティーブン・ジェラードの獲得を試み、獲得まであと一歩まで行ったジョゼ・モウリーニョ。今でもジェラードを獲得できなかったことを悔やんでいる。対戦を前に、今季限りでリバプールを退団する偉大な選手に賛辞を送った。

「ジェラードはリバプールの歴史に残る選手であり、プレミアリーグの歴史に名を残す選手でもある。彼は本当に立派な選手だと称賛してきたし、ずっと尊敬してきた。彼を獲得するためにできることはすべてやった。あと少しだった。マケレレとランパードとジェラードという中盤を夢見ていたんだ。」

「我々は10番のいない伝統的なトライアングルの中盤システムでプレーしていた。マケレレをディフェンダーたちの前でプレーさせた。私とアブラモビッチ氏と当時のピーター・ケニヨンCEOとみんなでそのトライアングルを夢見ていたのさ。彼の代理人と話をして、チェルシーのようなビッグクラブへの移籍に前向きだった。でも個人的に彼から移籍するという言葉は聞いていない。彼はいつだってレッドだ。彼は正しい決断をしたと思う。」

「移籍市場ではこれまでで一番がっかりした一件だ。もうひとつはインテルにランパードを連れて来ようとしてできなかったこと。これもあと一歩の所まで行ってだめだった。そういう失望はいくつかある。この世界にはつきものだ。」

昨シーズンのチェルシー戦でジェラードがスリップしたことで優勝レースの行方が変わったといわれている。今でもあの著名なスリップについてチェルシーファンはチャントを歌う。だがチェルシーの監督は聞きたくない。

「我々のファンが歌うあの曲は嫌いだ。1度や2度なら面白いで済むが、何度も何度もしつこい。しかも彼のような敬意に値する選手に対してやるなんてね。あんな歌を歌う必要はない。ほかにもたくさん曲があるんだから、わざわざあの曲を歌う必要はない。私は彼が言った『俺は絶対にリバプール相手に得点を決めることはない。』っていう言葉が好きだ。いい言葉だな。彼があそこまでチェルシーの移籍に近づいても来なかった理由がわかるよ。彼の決断を大いに尊敬する。」

Sky Sports

2 件のコメント:

ヘンド さんのコメント...

さすがモウリーニョ!
自分達のファンに向けてこういう事言えるって素晴らしいですね♪

匿名 さんのコメント...

モウリーニョにここまで言わせるとは。。。我々のキャプテンはやっぱり偉大ですね。