ユルゲン・クロップがリバプールの監督に就任しちょうど1ヶ月。すでにリバプールファンだけでなく、イングランドの心を掴んでいるが、本人はまだプレミアリーグを掴もうと努めているところ。感情的になりやすいクロップはサイドラインで何度も審判員と言葉を交わす姿が目立ち、オフィシャルへの敬意に欠けるという声も上がっているが、リーグの学習途中であると弁護した。
「それが私のコーチングのやり方だ。たいていは今みたいに冷静に話掛けるようにしているが、いつも冷静でいるのは簡単じゃない。フォースオフィシャルには、理解できないジャッジがあったときだけ話掛けてるだけで問題は全くないよ。まだプレミアリーグでは新人だから、不可解なジャッジがあった時には聞いているだけ。常に敬意を持って聞いているが、それが顔に出てないだけだよ。表情と口が言ってることは全然違う。」
「彼は私と同じアングルから見ていたから今のジャッジをどう思うのかって聞いたりして、イングランドのサッカーを学んでいるんだ。コーチとして、レフリーが特定の状況でどういう審判を下すのかってことを知っておくのは重要なこと。1ヶ月みてきて、ドイツとは全く違うってことがわかってきた。」
「チェルシー戦でかなりの勢いでのタックルをされて、ファウルがなかったという場面があった。私としては選手に忠告をすべき状況だと思ったから、審判に今の状況は選手と話をすべきじゃないのかって聞いた。そしたら彼は『しない。足に当たってたら忠告する。』って言うから、私は『足に当たってたらまた違う状況になってるかもしれないだろう』って反論したんだ。」
イングランドはドイツよりフィジカルなリーグだと言われるが、この評判は審判によって作り出された神話であるというクロップ。選手たちにはフェアプレーを求める。
「イングランドのほうが激しく、厳しいリーグだと言われている。ドイツでもそう言われていたが、なぜそう言われているのかは理解できない。対決すれば同じフットボールをするんだから、ルールは同じであるべきだ。イングランンドのルールとドイツのルールは全く同じなのに、違うことが起こり得る。」
「ドイツで指導していた頃は、私のチームはフェアプレーランキングで必ずトップ3に入っていた。私はファウルが嫌いだ。特に不要なばかばかしいファウルはね。常にボールをキープすることを一番にやってほしい。でもこの国のやり方を理解するのも重要だから、今勉強しているんだ。」
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