2015-11-24

キャラ&ネヴィル大絶賛の勝利


エティハドスタジアムでのリバプールの大勝に驚いたのはジェイミー・キャラガー。Sky Sports内でここまで良いパフォーマンスを見たのはいつぶりだ!とべた褒め。

「前半の30~35分のリバプールはこんなに良い試合がこれまであったかってくらい良かった。クロップに交代してからだけじゃなくて、リバプールのチームとしてね。特に相手がマンチェスター・シティのようなビッグクラブの一流のチーム相手のアウェイゲームでこれだけいいプレーをしたのはいつぶりだろう。」

相手に隙を与えないクロップのプレースタイルは、黄金時代のチームを思い出すという。

「40~50代のリバプールサポーターにとっては、1点目の入れ方はイアンラッシュがケニー・ダルグリッシュのパスに走り込むような感じだった。ストレートのパスに斜めに走り込む。それが90分間見れた。リバプール選手たちはシティの選手の間を走り抜けていて、レッドアローズ(イギリス空軍のアクロバットチーム)見ているみたいな感じだった。あと2~3点追加点が入るチャンスもあった。」

「フロントの3人、コウチーニョ、フィルミーノ、ララーナは非常に活き活きプレーしていて、お互いの間を常に狭く保っていた。その理由はたぶんマンシティを止めるため。シティがボールを持っているときに中盤に詰めてワイドにエリアにボールを持って行かせる。でもあれだけ狭いとシティのセンターバックたちがボールに向かって出てきたときにそこを走り抜けて攻撃を仕掛けることができる。彼らは常にボックスの際にいて、そのラインを保っていた。」

クロップの目指すプレースタイルがリバプールでもだんだん見えてきた。

「インターナショナルウィーク中の練習の成果が出た。ベンテケが起用されないのはなぜかと聞かれたクロップは『ここ10日間ずっと同じ選手で練習してきた』と言っていた。彼らが何をしてきたのかが今日の試合でしっかり見えた。チームのまとまりやプレッシングの面でクロップの仕事ぶりはみてきた。今日の試合は、初めて攻撃面で彼が何を目指しているのか、彼が相手チームにどういうダメージを与えたいのかが見えた試合だったと思う。10日間の練習でそれができている。」

Gary Neville praises "fantastic" Liverpool
同試合解説を務めたギャリー・ネヴィルもマンチェスター・シティの攻撃力を抑えたクロップの戦術を称賛した。

「リバプールは素晴らしい試合をした。得点をする前でさえ、チームの信念と速くボールを回そうという意志を感じた。それにシティがついていけてなかった。前半のシティは鈍かったと思う。クロップのチームは、並々ならぬ前線からのプレスがよく話題に上がるが、今回はプレッシングだけではなかった。引く時には引いて、カウンターアタックで奇襲した。」

「その切り替えが、リバプールとユルゲン・クロップの大きな武器となった。シティはサイドから攻撃を仕掛けてくるからセンターバックが孤立することを予想していた。そのクロップのゲームプランがよく機能した。インターナショナルウィークずっと練習を続けてきたクロップは、選手たちが彼の案をしっかり実行してくれたことを大喜びしているだろう。」

レッズのサンバコンビ、コウチーニョとフィルミーノの見事な連携を大絶賛。

「リバプールはめちゃくちゃ良かった。彼らに相手チームがチャンスを与えればまだまだすごいプレーが見れそうだ。マンガラのオウンゴールは運が味方したものだったが、フィルミーノのコウチーニョのゴールにつながったパスはすごかった。そのあとも二人の細かな連携があり、コウチーニョが逆にアシストする場面もあった。あのプレーは簡単にできるもんじゃない。あれだけ難しいパスが通ればゴールは生まれる。'なんでそこでパスしない?!'っていうシーンは幾度となくあるが、今日のリバプールはゴール前できちんとパスが回っていた。フィルミーノは3~4ゴール決めてもおかしくなかった。」

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