2015-11-21

選手が去りたがらないクラブに


今夜のマンチェスター・シティには、今夏リバプールから移籍したラヒーム・スターリングがいる。クラブがスターリングを放出しないと公言するも、結局は本人が移籍を望み、£4,900万で移籍した。クロップはリバプールを選手たちが去りたがらないクラブに変えたいと語った。

「スターリングの件はよく知らないが、同じようなことが私にもあった。よく起きることだよ。ドルトムントのマリオ・ゲッツェの件と似ている。クラブにいたくない選手を引き止めることはできない。そんなことしてもうまくはいかない。お金を受け取って、そのお金で賢いことをすべきだ。」

「どんな状況でも選手の意思というのは非常に重要だ。今後は選手が誰も去りたくないというようなクラブにしていかなくてはいけない。選手が多すぎるから何人かは出さなくてはいけなくなる。スターリングの過去について話はしない。彼はみんなご存知の通り素晴らしい選手だ。今シティの選手だし、この件はもう終わったこと。他に優秀な選手たちがいるから、彼らのことを考えなくてはいけない。」

チーム増強のため莫大な予算を持つマンチェスター・シティ。お金だけで強いチームは作れない。

「私はチームを育成し作り上げるのが好きだ。それがサッカーの楽しいところ。でもほかの方法でやるチームがあってもいい。高額の選手が買えないからって言ってるわけじゃないよ。£5, 000万でもフットボールロマンチストなら買わない理由はない。私は一人の選手にそんなに高額を支払いたくはないが、もし欲しい選手がその価格なら考える。」

「自分のチームに£1億の選手がいてくれて、その選手がクラブにいたいと言ってくれるのが一番嬉しい。そういうチームを作りたい。でもほかのクラブがお金で選手を集めるというならそれはそれで問題ない。」

Sterling plays against Liverpool for the first time
「ピッチ上で互角に戦うというのが何より楽しいんだ。そのチームにどれだけの金銭を費やしたかとかどの選手を買ったとかいうのはどうでもいい。チームとして何がやれるかが一番重要だ。ドルトムント時代はホームで勝ったし、マンチェスターでは引き分けた。資金力では負けていたが、サッカーの試合では重要なことじゃない。」

イングランドの市場規模は、お金への固執を生み出した。しかしチームの育成や成長はお金で買うことはできない。

「イングランドに来て6週間になるが、ドイツに比べてみんなお金の話をしすぎだ。ドイツではバイエルンとほかのクラブの資金力が全く違ったからそういう話はなかった。ある資金でどうにかしなければならない。ここではお金の話はするのに成長の話は出ない。成長というのはお金では買えない。」

「お金は成功のほんの一部。重要なのはどれだけ仕事をするかだ。それを今我々はやっている。マンシティのことは考えない。君らは成金クラブ対そうじゃないクラブの対決とか書きたいのかい?好きなようにしたらいい。土曜日の試合の結果はまだ出ていないから、我々はそのために戦うのみだ。私に必要なのはそれだけ。それ以外は大したことではない。」



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