2015-11-07

試合は最高の練習


木曜のナイトゲーム、ヨーロッパリーグで勝利を掴んだレッズ。ロシアからアンフィールドに戻り、日曜日はホームにクリスタル・パレスを迎える。連勝記録を伸ばしたいユルゲン・クロップはヨーロッパと同じくリーグでもベストチームで勝ちに行く。欧州イングリッシュクラブが苦戦する原因として、プレミアリーグとの日程の厳しさが影響しているとの意見が多く出ているが、クロップは日程に問題はないと主張した。

「ヨーロッパリーグとチャンピオンズリーグの日程はそんなに大きく変わらない。チャンピオンズリーグでプレーしているチームは水曜と土曜にプレーする。木曜と日曜にプレーするのと何が違うんだい?違いといえばチャンピオンズリーグの方が上の大会だってことくらいじゃないか?チャンピオンズリーグを目指すなら1週間に2試合をプレーするのは普通だ。」

ブレンダン・ロジャーズは、週末のリーグ戦に向けレアル・マドリード相手にスティーブン・ジェラードら主力を休ませファンを怒らせたこともあった。舞台が変わってもチームの軸は変えないというクロップ。

「誰もレアルマドリード戦に17才の若手を連れて行こう!なんてことはしない。若い選手にとってもそれはアンフェアだ。経験となるのは確かだが、若い選手が経験すべき経験ではない。若いチームを連れて行っていたらマスコミがまた騒いでいただろうね。ヨーロッパリーグも素晴らしいトーナメントだ。」

疲労を心配している余裕などない。一緒に多くプレーすることでチームワークの向上につながっている。

「プレーするしかない。休んでられない。そうするしかない状況だ。だからこそチームが上手くいっているんだと思う。絶好調のアダムとチェルシー戦絶好調だったフィル不在のチームでプレーした。もう一人調子のいいシュクルテルもいなかった。」

「サイドバックの2人は走らなければいけないが、試合ごとに両選手とも良くなってきている。この二人はプレーし続けるべき選手だ。まず我々はチームや選手のことをもっと知らなくてはいけない。エムレ・チャンも素晴らしいプレーをしたがまだ学びの途中。もっと前から走ってたら練習で100メートル走なんかしなくてよかったんだけどね(笑)。」

「今のところすべてが上手くいっている。試合数は多いが、欧州でプレーするのはイングランドのチームにとってそんなに大きな壁じゃない。冬休みがないのはちょっと問題かもしれんがね。私は大丈夫、リバプールに来る前から冬休みはないと知っていたよ。試合数が多すぎるっていうなら、クリスマスに試合するのをやめたまえ。」

就任1ヶ月ですでにクロップ効果は絶大と言われているが、まだまだチーム完成まで道のりは遠い。

「1ヶ月6試合でチームが変わるとは思えない。共に経験を積んだことでチームが上手くいっているから、このまま続けたい。最高の練習は試合だ。とても激しいトレーニングができる。フィジカルのコンディションを上げるためにも、選手と話すネタにも一番良い材料になる。」

「今はまだ選手全員と一対一で話はできていないんだ。何人かと話はしたし、ジョーダン(アイブ)と話をしたのは事実。オフィスでゆっくり話をする暇もないからトレーニングピッチで話をしただけだ。今の彼の実力は私ではなく彼の努力があってこそ。だが彼には我々の助けが必要だし、我々にも彼が必要だ。彼は私が指導してきた選手たちとかなり違う特異のスピードを持ってる。技術的にも優れた選手だよ。」



1 件のコメント:

Jaco さんのコメント...

全てにおいてコメントがポジティブでファンも一緒に進もう!という気持ちになる。