2015-11-06

休みは与えない


ヨーロッパリーググループステージ突破に向け大きな勝利を手にしたレッズ。約70%の支配率で、終始試合を圧倒しシュートを23本放った。このうちジョーダン・アイブの冷静なフィニッシュが決まり、クラブ初ゴール。今月末、ボルドーをアンフィールドで敗ればグループステージ突破が決まる。結果とパフォーマンスにクロップも大満足。

「結果と80分までのパフォーマンスは非常に良かった。ピッチの状態はスタジアムの見かけほど良くなかったからプレーするのは楽じゃなかった。とても素敵な雰囲気で我々には難しいスタジアムだった。だがチームはポゼッションを保持し、試合をコントロールした。とても良いプレーができていたし、チャンスをしっかり作った。もっとゴールを決められるチャンスもあった。我々が勝者にふさわしい。いつも通り、勝つためのいろいろなことを学ぶことができた試合だった。」

「我々は1点リードしたあとリズムを失ってしまい、相手に隙を与えてしまった。選手たちは必死に戦う姿はとても見ていて嬉しかったよ。初戦を分析してこの試合の準備をしたが、ルビン・カザンは非常によくまとまったチームだったってことに驚きはない。でも我々ほどアンフィールドでチャンスは作れていなかった。今夜我々はとても良いパフォーマンスができていたと思う。当然とも言える。1ヵ月間一緒にやってるから、最初の頃より共に経験を積み重ねてきたからね。」

「コウチーニョを投入できたら良かったが、ハムストリングをちょっと痛めてしまっていたからリスクを冒したくはなかった。かなり小さなものだったから、彼はフィットしてるってみんな言っていたんだが、プレーするにはかなり厳しいピッチだし、激しい試合だし、そういうリスクは冒したくなかった。彼とララーナを入れたらもっといい試合ができていたかもしれないが、チャンスを作るために別の作戦に出て、その結果に満足しているよ。」

ユルゲン・クロップは就任後負けなし。いい流れを引き寄せている。日程・大会問わず、全試合勝つためのベストチームで挑むのがクロップ流。

「私は次の試合のことだけを考えてチームを組んでいる。休養が必要ない選手に休みは与えない。今日もそうした。アダム・ララーナとフィリペ・コウチーニョは深刻ではないが少し問題があったからベンチに置いた。プレーすることもできたが、今回はリスクを犯さないで、二人をプレーせず勝利を目指した。今のチームはそれでも勝てるくらい強く厚いよ。」

「マーティン・シュクルテルも同じ。彼はボーンマスでもコロ・トゥーレに代わってほぼずっとプレーしていた。デヤン・ロヴレンも強い選手だから、今日マーティンは休ませた。選手たちは休ませたってより、他の選手のほうがフレッシュで勝てる可能性が高まるって思ったから起用している。勝つためにここまで来てるんだからね。親善試合じゃない。」

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