2015-12-25

レスターの成功は努力の賜物



ボクシングデーのレスター戦は、シュクルテルとミルナーが欠場し、ミニョレとロヴレンが復帰できる可能性がある。フィットネスの最新状況をユルゲン・クロップが明かした。

「マーティンはあまり状態が良くない。肉離れしてしまっているから彼は時間がかかる。マーティンはタフで回復も早い選手だが、彼にプレッシャーはかけられないから、様子を見るしかない。数週間はかかる。とても残念だ。デヤン・ロヴレンが練習に復帰している。2日間通常通り練習ができているから土曜日には間に合うだろう。シモンも今日は練習したし明日も通常通り練習ができる。ミリー(ミルナー)は間違いなく無理だ。ふくらはぎを痛めていて、原因もわからない。試合中の負傷ではなかった。1~2週間程度かなと思うがわからない。ミリーの不在も悪いニュースだ。」

復帰したシオン戦でが再びハムストリングを負傷したジョーダン・ロシターについて、長期離脱を認めた。

「ジョーダンにとっても我々にとっても非常に残念だよ。シオン戦で以前と同じハムストリングを痛めた。プレー開始5分くらいで痛めてしまった。彼を思うととても残念だし、戻れるまでかなり時間がかかる。」


ワトフォードでまさかの3失点。課題は立ち上がりからしっかり集中することだ。

「ワトフォードでは大きな打撃を受けた。相手に簡単にプレーさせ、自分たちが苦しんだ。だが今週さまざまな課題に取り組んだよ。ワトフォードとレスターは大きな差はなく、プランが似ている。ワトフォード戦を反省し、その反省を次の試合に生かさなければいけない。レスター戦はそれを実行する良い機会だ。まず試合のスタートを改善しなければいけない。今シーズン多くみられるような開始早々の失点は避けたい。我々の実力不足とかではなく、自分たちで自分たちの首を絞めている。開始1秒からしっかり集中し、相手のカウンターアタックに備えて、いいポジショニングをして対処しなければ。できるときには楽にプレーしたい。」

首位を走るレスター・シティ対戦を控え、クロップは首位を走るクラウディオ・ラニエリ監督を称えた。ラニエリは、レスターの監督に就任する前に、ドルトムントで指揮をするクロップの練習法、アプローチを見学しに訪れたという。

「この世界で経験豊富で成功している彼のような人が私の元へ来てくれるとはとても光栄だったよ。彼のような人と話をするのはとても興味深い。お互いを尊敬し合っている。彼は今後もずっと成功していく人だ。絶好調のクラウディオとレスターチームに対しては強い敬意を持っている。彼ら相手に良いパフォーマンスができなければ、楽しい試合にはならない。」

クリスマスにレスターが首位にいるとは誰も予想していなかったが、クロップは驚いていない。

「私は驚いていない。それがサッカーというものだ。目の前のチャンスをものにすること。レスターはそれを実行した。数多くのチャンスがあるわけではないが、完璧な走行ができるストライカーが二人いる。負傷に苦しまず、一週間きっちり試合に備えて練習ができる。その状況を最大限活用してきたのが彼らだ。彼らの頑張りが報われた結果だし、もう私は驚いていない。彼らの真の実力だってことは今は誰もがわかっているんじゃないかな。」

「自分たちのプレーがしっかりできているから成功している。これはまぐれではない。彼らが自分たちの手で勝ち取った努力の賜物だ。守備も上手いし、カウンターアタックはほぼ完璧で、素早く動き、クオリティの高いプレーをしている。負傷に関して運も味方していてあまり苦しまずに済んでいる。レスターのような状況ではそういう運も必要になる。」

Training ahead of Leicester game
集中トレーニングにプログラムを実行中のダニエル・スタリッジについても説明した。

「ダニエルはまだプレシーズン的なことをしている。うまくやっているよ。今集中トレーニングをしている。何日やるかはまだ決めていないが、10日間くらいやってみて彼の強度をみる。」

イングランドで最も多忙な時期を迎えたクロップ。休みのない過密スケジュールは、国にとってネガティブな影響を与えると主張した。

「イングランドは試合数が多すぎる。休みはなく、試合が多すぎ。それでは成功できないとみんなわかっているだろう。みんなロイはイングランド代表でタイトルを獲得すべきだって言うし、非常に優秀な選手が揃っている。でも1年中休みがなく、他の国の選手には休みがあるという状況では、国として成功するのをさらに難しくしている。」

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