2015-12-14

劇的同点弾で感激ドロー


アンフィールドで行われたプレミアリーグ16節の対ウェスト・ブロムウィッチ戦は、2-2のドローに終わった。1-2で追いかける展開のなか、96分に途中出場のディヴォック・オリギ同点弾が決まりホームで引き分けた。劇的なオリギの同点弾が決まった瞬間のアンフィールドは、カップファイナルの決勝ゴールが決まった時のように沸いた。

「木曜日は氷の上、今日はロングボールとセットプレーしかしない壁相手にプレーした」とクロップにとって不満の募る試合展開となり、リーグ2連敗を喫す寸前だった。そんななかの土壇場での同点ゴールに感情を抑えられないユルゲン・クロップは、満員のアンフィールドをさらにあおった。試合後には、トニー・ピュリス監督らと握手を交わさず、真っ先に選手らを連れてサポーターに一礼をし、ドイツ式で感謝の意を示した。

「私がここに来て以来、最高の雰囲気だった。落ち込んでいたり、不満を覚えたと言う人がいると思うが、観客は我々にそう感じさせなかった。みんな選手たちが全力を尽くした姿を見ていたからだろう。良くない場面もいくつかあったが、すべてセットプレーだった。我々のセットプレーの守備はひどかった。来週はセットプレーの練習に専念することにする(笑)。それが改善できれば勝つことができると思う。」

「最高のかたちで試合を終えられたから満足している。今日は最低でも1ポイントに値するプレーができていた。セットプレーからの失点ばかりだったが、ウエストブロムのセットプレーを守備するのはそんなに簡単じゃない。今日はドローを受け入れるが、こんな試合をみせてはいけない。守備を堅くするのは良いが、ロングボールのみで試合に勝とうだなんてプランは許されない。だからドローにできて良かったよ。我々はチャンスを作り、素晴らしいゴールを決め、そこから2失点してしまった。」

Origi grabbed a dramatic equaliser
GKシモン・ミニョレのミスについては、非はコーチにあると弁護した。

「ハーフタイムに、シモンに前に出て守備陣を助けてほしいと言った。それで誰かにお前の責任だって言われたら、監督のせいだと言えと。私は前に出て、すべてをやってくれるキーパーがいい。20選手も周りにいるなか、彼一人が出てトライし、ボールを取れなかったというだけ。認められなかったゴールが彼のせいだという意見は理解できない。だいたいあれはゴールじゃない、オフサイドだった。2点目に関しては再度確認してみないとわからないが、たいていはゴールキーパーのせいではない。周りに選手たちもヘディングで守備をしなければいけない。」

 相手監督との握手を拒んだ理由は?

「なぜしなかったって聞かれても私はそういうことは覚えられないタイプなんだよ。サッカーのことについてしか話はしない。私はとにかく選手たちのもとに行きたかったんだ。このことについて書きたいなら好きなように書けばいい。試合中に口論になって、冷めるまで少々時間がかかることだってある。普通なら私は握手は交わすよ。今日はフレンドリーな試合じゃなかったからしなかった。」

膝を痛め途中退場したDFデヤン・ロヴレンについては、当初恐れていたほどひどくはなさそうだ。

「今状態はよくわからない。深刻な負傷でないことを祈る。切り傷だった。スキャンの結果を待つしかないが、彼と話をしたら、そんなにひどくないとのことだったよ。」

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