キャラガーの新相方はベラミー？

Sky Sportsの冠番組Monday Night Footballに出演するジェイミー・キャラガーの新パートナーが誰になるのかに注目が集まっている。ギャリー・ネヴィルがバレンシア監督に就任し、同番組を降板したことで、キャラガーの相方探しが始まった。ネヴィル降板後初めての放送でゲスト出演したのは元チームメイトのクレイグ・ベラミー。『今夜ワンクラブマンに加わるのは、ナインクラブマン！』と歓迎を受けた。キャラガーは、『ギャリー・ネヴィルより不人気なのはクレイグしかいなかった（笑）。』と笑いで歓迎。

監督を目指すベラミーは、最近ギャリー・モンクやティム・シャーウッドと並びプロライセンスを取得済み。無償でカーディフのアカデミーを指導しながら、コーチングにも磨きをかけている。識見ある元ストライカーは、ニューカッスルに完敗したリバプールの攻撃について意見した。

「もし俺がリバプールにいて、クリスティアン・ベンテケとダニエル・スタリッジがいるなら、両選手をプレーさせる。そのためにシステムは変えないといけない。それがダイヤモンドでないといけないとなればダイヤモンドでプレーしないとダメだろう。でも二人も一流のストライカーがいるのに、一人だけを起用するようなことはしない。俺の考えが攻撃的すぎるのかもしれないが、ゴールを決めて試合に勝ちたい。」

数々のチーム、監督のもとでプレー経験を持つベラミー。リバプールでの苦悩を明かし、コーチングについて持論を展開した。

「アウェイではプレーしやすかったけど、ホームはすごく大変だった。たいていアンフィールドに来るチームは深く構えているから、ストライカーとしてはすごくやりにくかった。ラファにはトップでスペースを作って、裏を取れと言われていた。でもホームではスペースを見つけるのが難しかった。」

 「もし自分みたいにストライカーにスペースがないとなれば、俺ならもう一人センターフォワードを入れる。裏を取れていないんだから、下げたりしない。たとえばマイケル・オーウェンやジャーメイン・デフォーはゴールスコアラーだ。彼らはゴールを決めることができる。でももし相手チームが守備を固めている状況なら、大きな選手を入れれば、相手の守備を寄せ付けることができる。」

「現代はコーチングしすぎじゃないかって思うことがある。子供たちにボールを取りに来い、半回転してみろって教えるのはいいんだけど、ボールに対面した動きばっかりだ。その逆はどうする？背後に走り込む動きは？それこそがゴールを決められるポイントだ。“みんながボールに触らなければいけない、プレーに関わらないといけない”って思われてる。でも実際は違う。得点を決めるところまで走破しなければいけない。」

キャラガーとMNFをやってみて…

「すごく楽しかった。でもキャラと一日過ごしてみて、なぜネヴィルがバレンシアに行ったかがよーくわかった。（笑）」

今回はゲスト出演というかたちだが、正式に就任する可能性もある。Daily Mailによると、ベラミーが最有力候補。他候補にはティエリ・アンリが挙がっている。来週のゲストはフランク・ランパード。