2015-12-16

スカウサーとしてコミュニティ支援


リバプールに加入直後、自らリバプールFC財団大使に手を挙げ積極的にチャリティ活動に邁進するママドゥ・サコー。多忙な12月も寸暇を惜しんで活動している。先日はリバプール市内の小学校を訪れた。貧しいエリアで生まれ育ったママドゥ・サコーは、プロのサッカー選手として成功した今、できる限り子供たちを支援し、コミュニティに貢献していきたいとEchoに話した。

「自分がいつか成功したら、子供たちを支援するって自分に誓った。だから財団の活動に参加している。学校訪問はとても重要な任務。サッカー選手が少しの時間を割くことは無茶なことではないと思う。でも子供たちにとってはその時間がとても大きな意味を持つ。子供たちの笑顔をみられるのは嬉しいし、俺もいい気分になる。」

「誰かのために何かをするってことは、俺にとっていたって普通のこと。パリで一文無しで生まれ育ったけど、いつだって自分以上に必要としている人がいる時は、それを分け合ったり、あげたりしていた。多くの子供たちが試合を見て、チームを応援して、選手に憧れる。だからサッカー選手は子供たちの模範としてしっかり行動をしなくてはいけない。俺たちには若者に手本を示すという役目がある。選手はそれを忘れてはいけない。それに財団の活動に関わることで、リバプールの街や街の人をもっと知ることができる。」

「リバプールに引っ越して来た時から、このコミュニティでの活動に力を注ぎたいと思っていた。そうすることでリバプールの街やクラブの歴史を学ぶこともできる。パリにいた時も同じアプローチをしてた。今、俺はスカウサーになったから、このスカウス国のために全力を注ぐよ!」

デヤン・ロヴレンが負傷したことで、次節のワトフォード戦からサコーが復帰予定。多くの関係者が嘆くプレミアリーグの試合スケジュールだが、ファンのクリスマスをさらに盛り上げたいと意気込む。

「偉大な歴史を持つクラブのキャプテンバンドをもらえた時は本当に嬉しかった。このクラブのキャプテンは歴代レジェンドばかりだ。でも姿勢はいつだって同じ。キャプテンバンドを巻いてようが、なかろうが、クラブとチームのために全力を尽くすよ。」

「多くの国でクリスマスは休みだけど、イングランドは真逆で超多忙。だからこそ俺はプレミアリーグに魅力を感じたのかな。観客にとってはたまらないよ。家でクリスマスディナーをして、そのあと試合を見て、また残り物を食べてって。すごく楽しそう。リバプールが勝つ姿を見れたらファンはさらに楽しめる。」

ユルゲン・クロップは、監督就任後選手全員にリバプールFC財団のチャリティ活動に参加するよう促している。当初財団は一部の選手に協力を得られたらと依頼した今冬のチャリティイベントだったが、クロップは全員が参加するよう指導した。ユルゲン・クロップとのディナーやコロ・トゥーレの自宅でアフリカンディナーなど、ユニークで特別なチャリティーオークションが開催される。得られた利益はすべて財団に寄付される。

クロップ、「クラブとして試合に勝つという責任があるのは当然だがそれ以上に大事なことがある。サッカーはこの世で一番重要なものではない。人々がお互いを助け合うというのが何より大事だし、我々にはその義務がある。我々の未来である子供たちは支援を必要としている。我々にできることはやるべきだ。」

What an amazing human being.
サッカー選手全員の手本やね。

1 件のコメント:

GJ さんのコメント...

何故リバプールに集まる選手はナイスガイなんだろう。心から応援したくなる。