2015-12-04

スタリッジ背番号9を拒否


Skyほか多くのサッカー番組のメインキャスターとして活躍してきたリチャード・キーズ氏が自身のブログでスタリッジの過去を明かした。クラブ伝説の背番号9番を継ぐことを拒否したといい、一流の選手になるには精神力に欠けると指摘。またキーズ氏が司会を務める番組でブレンダン・ロジャーズが解説者として来年1月に就任するとも明かした。

“すごい。すごすぎる。ギャリー・ネヴィルのバレンシアのコーチ就任の話じゃない。リバプールのサウサンプトン戦の圧勝劇のことだ。ネヴィルについてはまたあとで。誰も言及していないようだが、リバプールのこの勝利は、昨シーズン最終節のストークでの屈辱的な大敗を帳消しにする勝利だったと思う。皮肉にもあの時のスコアと全く同じだ。

あれからリバプールではあらゆることが起きた。それをひとつづつ綴る必要はないのはみんなも承知だろう。今やっとブレンダン・ロジャーズはいつからbeIN Sportsに出演するのかというみんなの疑問に応えることができる。来年1月だ。

とにかくアンフィールドでのクロップのもたらしている影響力は素晴らしい。ヨーロッパリーグのグループステージ進出、リーグカップの準決勝進出を決め、現実的にリバプールが再びトップ4を狙えるチームになっている。それ以上はないんじゃないかと思うが、このままの勢いなら何が起こるかはわからない。期待値の高さ、そのなかで多くの挫折を経験しているリバプールファンがあまり浮かれすぎていないことを願うが、長年マンチェスターの2クラブ、アーセナル、チェルシーがリーグタイトルを争う姿を傍観してきたということを考えれば、今年の楽天的な考えも理解できなくもない。

ここまでのクロップの最大の成果は、ダニエル・スタリッジの復活だろう。スタリッジの才能は本物だが、彼は真の一流の選手になるための精神力に欠けている。プレー時間が足りていない。彼には全然プレーしたくないっていう時もあったそうだ。タダでもリバプールのユニフォームを着てプレーするチャンスがあるなら飛びつくという人たちはたくさんいる(私もだ!)。それなのになぜスタリッジがプレーしたくないのか。

もちろん彼に言わせればその逆のことを言うだろう。でも彼の記録をみればアンフィールドに来て、プレーできたであろう数の半分以下70試合しか先発していない。あとの70試合は負傷でスタートする機会を逃している。疲労、腿、足首、筋肉断裂、腿(再)、足首靭帯(再)、ハムストリング、ハムストリング(再)、ふくらはぎ、腿(再)、腰、膝…不運で可哀そう?ありえない?どっちだ?

彼について引っかかるネタがひとつ。スアレスがリバプールを退団した際、ロジャーズはスタリッジをオフィスに呼び出した。スアレスを継ぐ攻撃をリードする新たなエースにならないかと、クラブの象徴的な背番号9番を彼にオファーした。スタリッジはこれを拒否。『そんなプレッシャーを背負いたくない』と言ったと聞いている。この会話でロジャーズはスタリッジに対する堪忍袋の緒が切れたのだと思う。私でもそうなる。

クロップはスタリッジが'痛み'と'本当の痛み'の違いを分かっているのかどうかを疑問視した。なんと賢い。聞いたかダニエル。今のリバプールのチームの一員になりたいか?なりたくないのか?”

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