2015-12-10

クロップ教え子獲得合意か


リバプールがガラタサライのケヴィン・グロスクロイツ(27)と個別交渉で合意し、1月の市場で獲得が決まったとトルコ報道機関Takvimが報じた。グロスクロイツは2009年から2015年までボルシア・ドルトムントに在籍し、ユルゲン・クロップのもとで長年プレーしていた。2015年夏の移籍市場最終日に€150万でガラタサライヘ移籍したが、書類の提出が遅れたためFIFAの規定により移籍は不成立となり、公式戦に出場できていない。ホームシックになり、クラブとの契約解消を望んでいるという元教え子を救うべく、クロップが手を差し伸べた。ガラタサライは同選手と契約解消し、手放すことを決めたようだ。

主にウィンガーだが、多様なポジションでプレーできる万能な選手であり、中盤でも守備でもポジション争いができる選手である。さらにリバプールが高額な移籍金と給料を支払う必要がない上、シーズン後半の厳しい日程によい保険となるかもしれない。恩師との再会を強く熱望しているという同選手は、すぐにこのチャンスに飛びついた。3年契約で合意したとみられ、情報筋によると今後1~2週間で最終交渉が行われ、クロップの獲得第一号として正式発表される見通し。

クロップがリバプール監督に就任した後、グロスクロイツはDaily Mailのコラムでクロップへの思いを明かしている。

『クロップは選手一人一人としっかり話し、頭の中へ入り込む。頭をぶつけ、ビンタをするのもお互いの気持ちを高めるためだ。彼にとってはチームがすべて。選手にとって重要なことは個人よりチームが先であるということを理解すること。彼にとって選手は皆同じだ。彼は友達にもなり、上司にもなる。言い換えればシュガーにもスパイスにもなる。クロップは本当に感情的な監督だ。彼はピッチと同じくらいドレッシングルームでも活き活きしている。カラフルで、怒りまくって、感情を露わにする彼だけど、彼には常にプランがある。明確な戦略を持ってる。彼は頭脳と肝を合わせ持った人だ。』

『長年ですべての気持ちを分かち合った。共に笑い、泣き、怒った。でもクロップと過ごした日々の経験は永遠に忘れない。彼が教えてくれたことが選手として、人として、私の残りのキャリアを変えた。時にリアリティショーのような時もあった。彼はノーマルでありながら、リアルな人だ。彼に思いを込めて手紙を宛てたら、彼も感謝の返信をくれた。彼と'レッズ'の成功を祈って、これからも声援を送り続ける。』

『最後のシーズンで、監督として人としての彼への思いは変わらない。私はこんなに感情豊かな監督に出会ったことはない。選手、スタッフ、クロップ含めて8万5千人みんなで涙を流して、別れを惜しんだ。ドルトムントがどれほどクロップのことを想っているかは明らか。彼は偉大な人物であり、偉大なチームを、偉大な街で作り上げた。彼はまた全く同じことをすることになる。ユルゲンとリバプールの大成功を祈っている。』

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