2015-12-30

望むのは安定したパフォーマンス


ブレンダン・ロジャーズに代わったユルゲン・クロップの監督就任後の結果は3勝3敗3分と不安定。2015年最後の試合を前に、チームが安定したパフォーマンスができる基盤を作ることに重きを置いていると主張した。

「個人的な能力はとても高いし、それぞれ精神力もしっかりある。我々に必要なのは安定したパフォーマンスレベルだ。それができるように今取り組んでいる。次のサンダーランド戦では、開始からレスター戦のようにしっかり集中していきたい。レスター戦の出来にはとても満足しているから、もう一度あんな試合をしたい。それを目標にやるし、もしそれができたらいい結果が続くことになる。でもプレゼントでもらえるものではないから、そのために努力をしなければ結果は手にできない。」

完敗したワトフォード戦では、ボールを相手に奪われながら追いかけない選手たちにショックを受けたというクロップは、ボールを奪い返すフィジカル的なバトルに勝つための頭の切り替えをレスター戦から植え付けているという。

「この点についてはチームで話をした。セカンドボールを取りに行くのはフィジカルの戦いになるが、我々にはそれに挑みに行くことが必要だ。我々がフィジカルで負けているというわけではなくて、頭での理解不足。我々はサッカーをしたいわけだから、セカンドボールを取りに行って、再集中して戦わなければいけない。セカンドボールは3〜4選手で取りに行き、2〜3選手がどうプレーをスタートするかを考えるべきなんだ。だが我々にはこれまでそれがしっかりできていなかった。原因はフィジカルの弱さではなく、考え方の問題だ。」

「レスター戦ではそれが改善できた。しっかり準備をしていたし、それが実行できたのは嬉しかった。ロングシュートばかりでなく、セカンドボールを攻撃の起点とすることができた。プレッシャーをかけられていたヘンドが2〜3度相手の裏を付く攻撃をすることができた。練習していた通りだったよ。ああいう場面では狭いスペースでプレーすべきではない。ワトフォード戦では、その狭いスペースでプレーしようとしていて、すぐ攻撃を開始するという考えを持ってなかった。そんなことしてるうち相手選手にボールを取られ、取りに行こうともしない。ショックだったよ。いつになっても狭いところで動いて、休んで。それじゃダメだ。そういうプレーがあれば次の試合で修正していかなければいけない。」

19位とプレミアリーグで生き残りに必死のサンラーダンドが相手だが、油断は禁物。リバプールは現在10位だが、この時期にしっかりパフォーマンスができれば、1ヶ月後には順位表が大きく変わる可能性がある。

「サンダーランドでは、プレースタイルより勝利をみせたい。我々のチームには、"せいぜいサンダーランドだ”なんて考えているような選手はいない。我々のポジションは上げていきたいし、成長して、この重要な時期にもっとポイントを重ねていきたい。これから1ヶ月で信じられないほど試合がたくさんあるから、1試合ごとにできるだけのポイントを取りにいく。」



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