残り10分まで3点リードしたのち11分間で3点失点、まさかの同点に追いつかれたリバプールの守備について、昨季いっぱいまで守備をリードしたジェイミー・キャラガーがSky Sportsでレッズの守備を批評した。
「リバプールは多くの試合をプレーしていないし、フィジカル的な問題はなかったと思う。シュクルテルとサコーは観ていてすごく不安にになる。メンタルが弱いのかプッシュが足りない。センターバックは押しては引いてを繰り返すべきポジションだ。ゴールキーパーもそうだ。今のリバプールのディフェンスにはリーダーシップが足りないと思うし、コミュニケーションも足りない。二人のセンターバックとゴールキーパーの間のコミュニケーションが特に足りていない。」
キャラガーは、ブレンダン自らが獲得した若手ママドゥ・サコーを起用し続ける守備に疑問を覚えている。
「サコーはまだ来たばかりの選手だ。前から言ってるが、ブレンダンはアッガーをベンチに置くことが多い。彼はあまりアッガーのファンではないようだ。彼とシュクルテルは17試合一緒にやって無失点に抑えられたのはたったの1試合だけ。この二人が一緒にプレーするといつも失点する。」
「サコーのプレーを観ているとすごく不安になる。ポジション取りが上手くないと思う。ノリッチ戦のように下がりすぎたりしていて、ディフェンダーとしてのメンタルの強さがない。それにゴールキーパーもだ。彼ももっとしっかりディフェンダーたちに声を掛けて前に出さないとだめだ。」
副キャプテンであるアッガーや経験豊富なトゥーレのリーダーシップが必要だった。
「俺もこういう試合でプレーしたことがある。あれほどのプレッシャーのかかった状況になったら、勝ち切るためにはリーダーシップや統制する力が必要になる。2点追いつかれた時点でバック3にすべきだった。ブレンダンはノリッチ戦ではそうして勝った。あの時点でサコーとシュクルテルには助けが必要だった。数字を見れば明らかだ。センターバックのペアについて言えばあの二人のペアでは力不足。今日みたいな失点は絶対許されない。」
これだけ守備がもろければ優勝などできない。
「表を見たときリバプールは得点では1位だが、失点は8位だ。さらに今夜3失点した。失点ランキングで10位に入ってしまうようではチャンピオンになどなれない。得点力はすごいがそういうリバプールのチームは以前にもいた。だがこれだけ失点するような優勝チームは過去にない。歴史が証明してる。これだけ失点するようなチームでは優勝できない。」
同じくディフェンダーであったギャリー・ネヴィルもセンターバックの力不足を指摘した。
「クリスタル・パレスは最後まで絶対諦めないチームだ。本当に予想外の結果になったが、2点追いつかれた時点で予想外ではなくなった。リバプールのディフェンス陣にはあの状況を打破できるだけのリーダーシップはない。この二人のセンターバックはリバプールの弱みだってノリッチ戦でも言っていた。ボックスを出なくちゃだめだ。」
「ノリッチ戦は逃げ切れた時点で4-3くらいで勝てるかもって思ったけど、今日は3-2になった時点で無理だなって思った。一気にハプニングが起こりすぎていた。あの時点でアッガーを入れると思っていたらモーゼスが入った。流れが相手に行ってしまっている上、試合を勝ち切らなくてはいけない状況だったのにだ。観衆は相手の味方だったんだしね。とにかくセンターバックにもっと力が必要だった。それがコロ・トゥーレでもアッガーでも良かったと思う。3点目のシーンでは二人は明らかに下がりすぎだった。自分たちでトラブルを呼び寄せたようなものだ。」
We miss your leadership in the defense, Jamie!:'(
1 件のコメント:
これに関してはもう何年も改善される気配ないので半ば諦め気味ですが…。シュクルテルやサコーは対人守備に関しては強いですがディフェンス全体を見るとまだまだ改善の余地ありです。ただアッガーが入っても違いはないと思います。ずるずる下がってくるのはアッガーも同じですし更にマークを外されやすいので。ずっと高いラインをキープするとトッテナムの様なことになる可能性もあるので押し上げるところと下がるべきところの判断をしっかりしてもらいたいですね。相手のカウンターになるとずるずるといってその後も下がりっぱなし、相手のチャンスの時間も長くなってます。
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