2014-05-01

Carragher: Go Again


ジェイミー・キャラガーがリバプールで、2014年9月に若手選手向けの養成学校『ジェイミーキャラガー スポーツ&ラーニングアカデミー』を開校することになり、記念イベントが開かれた。対象は学校を卒業した16歳以上の選手で、2年コースが設けられる。すでにキャラガーが運営している世界中のジェイミーキャラガーサッカスクールと地元のオークミアコミュニティカレッジと提携し、選手の育成だけでなくコーチの育成も行い、マージーサイドの若者がサッカー界での就職ができるよう一役買いたいと考えている。いつか一流の監督を生み出したいと考えているが、リバプール監督のポジションはしばらく空きそうにない。ブレンダン・ロジャーズが長年指揮を執ることになりそうだ。

「7位から翌年優勝したのは80年代半ばのエヴァートンが最後だ。俺が応援していたときのチームだ。リバプールがもしもあのシーズンと同じことをやってのけたら大変な偉業だ。70~80年代はそういうことはよくあった。でも現代でそれが起きたら、プレミアリーグ史だけでなくイングランドフットボールの歴史に残る。今はほかのチームが多額を投資していて、ここ20年間リバプールが優勝するなんて信じられてこなかった。それをやってのける監督になったら、ブレンダン・ロジャーズは永遠に名を残すことになる。」

「彼とは1年間一緒に働いてた。彼以上にいい人はいないよ。是非優勝してほしい。素晴らしいコーチであるマンマネージャーだ。彼のチームの回し方はすごい。普通ならチームをいじってぐちゃぐちゃにして、なんて言われてしまうが、勝てばすごい戦術家だって言われる。彼の場合はたいてい当たるからすごい。相手チームを惑わせることができていて、業界最高の監督の一人になってると思う。」

「リバプールの調子はすごくいい。12試合中1試合負けたからって落ち込む必要なんてないと思う。確かにチェルシー戦の負けは痛い敗戦だったけど、次のクリスタルパレス戦ではもう一度気を引き締めて、勝ちにいく必要がある。今週はリバプールが有利だと言われている。もしマンチェスターシティがポイントを落として、リバプールが残り2試合で勝てれば優勝の可能性は大いにある。まだ優勝争いは終わっていないよ。もう終わったことは忘れて、Go again!」

長年の同志であるスティーブン・ジェラードが優勝はキャラガー含め世間が願っている。

「ブレンダンがスティービーをあのポジションでプレーさせた監督ではあるけど、いずれ彼がプレーするポジションではあった。彼はセンターハーフかほぼスウィーパーとしてキャリアを終えることになるってことだろう。だけどスティーブン・ジェラードはライトミッドフィールダー、センターミッドフィールダー、ゴール前もしくは右サイドバックとどこでも活躍できる選手だ。だから今のポジションで上手くやれていることには全く驚いていない。彼は偉大な選手で、どこでもプレーできる選手だ。今のポジションでチームの大きな力になれる要因は、彼は視野が広がってよく試合が見えているってこと。リーダーそしてキャプテンとしてさまざまな司令が出せるってことが上手く働いている。」

「リバプールが優勝すれば彼にとってどんなに嬉しいことだろう。プレミアリーグ史上の偉大な選手たちをたどれば彼はそのトップの選手らと同じ位置にいる。そのなかで唯一リーグ優勝できていない選手がスティービーだ。今でも彼は一流の選手だってことはみんな承知だけど、リーグチャンピオンになれば彼のステータスはさらに上がることになる。彼にとってもクラブにとっても優勝はとても大きなものだ。多くの人がスティーブン・ジェラードのためリバプールの優勝を願っている。」

 この素晴らしいシーズンをジェイミー・キャラガーともシェアしたかった、と悔やんだのはブレンダン・ロジャーズ。

「たった一つすごく残念なのはジェイミーがいないこと。彼は本当に素晴らしい選手だったし、今そばに一緒にいて欲しかった。彼とジョン・テリーは長年イングランドで最高のセンターバックだ。一流のメンタルを持ち合せている。彼が引退してしまったのは残念でならない。ジェイミーやスティーブンは偉大なレジェンドだ。クラブを象徴する存在。彼は引退を後悔してはいないと思う。Skyに就職できたわけだからね。ギャリーと楽しんでいるだろう(笑)。二人とも解説者としてよくやっていると思う。」

 ECHO

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