2014-04-21

第一目標達成


ノリッチに乗り込んだレッズは、アウェイで3ポイントを獲得。2位チェルシーに5ポイント差をつけ、最初の目標であった来季のチャンピオンズリ―グの出場を決めた。

「大きな勝利だった。戦術的な観点からみて、すごく良い試合だった。何度も戦術を変える必要があったよ。両チームともダイヤモンド型でスタートした。ニールのこれまでの戦術やプレースタイルを分析してのぞんだ。先週のフラム戦でもダイヤモンドを採用していたから、5人を中盤に置いて、中盤をコントロールしようとした。最初の15-20分で2得点しそのまま前半は乗り切れた。チームの高い能力が見せられた。ポゼッションとコントロールに関しては緊張もせずスムーズにできていた。」

「だがノリッチは後半かたちを変えてきて4-2-3-1になった。彼らの健闘を称えなくては。得点し流れが変わり、ファンにも勢いを与えた。我々にとって厳しい状況になったが、我々はまた全力を発揮した。前半はポジション取り、動き、プレーは卓越していた。後半は、チームの底力、立ち直る力、決意をすべて発揮する必要性があった。」 

「本当に素晴らしい勝利だったし、選手たちを称えたい。この勝利で3位以上が決定した。ということはチャンピオンズリーグの出場権を得たということだ。シーズンが開幕したときには、リバプールは4位も届かないかもしれないと思われていた。これだけの結果が出たのは、選手たちが多大な努力をしてくれたおかげ。第一目標であったチャンピオンズリーグ出場を決めた今、来週末のアンフィールドでの試合は、素晴らしい雰囲気が待っていると思う。」

勝利のインスピレーションはヒルズボロファミリーサポートグループの会長であるマーガレットさんから受け継いだ。

「今週は記念式典に出席し、遺族の希望をみた。マーガレット・アスピナルさんの言葉をドレッシングルームの壁に掛けた。ストレスは苦しみを生み出すだけではなく、戦うモチベーションになるということを言っていた。今日は選手たちにその言葉を掛けた。クラブ中みんながひとつになって最終目標に向けて戦っている。本当にリバプールFCは最高のクラブだ。」

「盛大に応援してくれているファンをみていると、昔のクラブが蘇ってくるようだ。サポーターは希望を持っている。攻撃的なプレーを展開し、活力のあるチームを誇りに思ってくれている。メルウッドにもバナーを掲げている姿をみると、懐かしんでいるんだなと感じる。ここは真の会訪朝的なフットボールクラブだ。攻撃的なスタイルを貫いていく。」
PFA若手最優秀選手候補に挙がっているラヒーム・スターリングは、卓越したパフォーマンスと2ゴールで、ワールドカップ出場の可能性を疑うものはいなくなった。

 「彼は欧州最高の若手選手じゃないか。もしラヒームがPFA若手最優秀選手賞を受賞できなかったらおかしい。彼の成長は非常に嬉しいよ。トレーニングにも多くの時間を割いている。さまざまなポジションで彼を起用して、彼の選手としての知能を伸ばしてきた。ダイヤモンド型のトップで彼は上手く動いている。ボールさばきも上手だ。本当に賢い選手だよ。生まれつきもった賢い脳と信念が彼を立派な選手へと成長させている。謙虚な少年だし、本当に成長してくれて私は嬉しい。先制のゴールは素晴らしいゴールだった。ストライクもテクニックもジョン・ラディには止められないものだった。」

ルイス・スアレスが今シーズン欧州で最初のリーグ30得点スコアラーとなった。

「計96得点のうちの30得点がルイスという数字をみれば、彼の影響力の大きさがわかるし、ワールドクラスの選手だという証明だ。チームは一人の選手で成り立っているわけではない。だが素晴らしい記録だと思うし、もっとゴールを決めてほしいよ。」

優勝への期待がさらに高まったが、集中を切らさない。

「勝っても調子に乗りすぎることはしないし、負けても落ち込みすぎるということもしない。全試合勝つのは不可能だが、常に勝つことが期待されているのはリバプールのようなビッグクラブでは当たり前だ。選手たちがこれ以上ないというほど力を絞ってくれているのは事実だし、私にとってはそれが一番大事なことだ。」

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