2014-04-15

遺族の戦いに刺激を受けるロジャーズ


1989年4月15日午後3時1分に起きた事故、ヒルズボロの悲劇から今日で25年となる。現在リーグトップを走るリバプールFCにとって、25年前の最も暗い時期忘れ去ることはできない。ヒルズボロの悲劇から25年目となる今日、アンフィールドで追悼式典が行われる。ブレンダン・ロジャーズは事故の真実と亡くなった96名のリヴァプールサポーターの正義が認められるよう骨を折り続けている遺族の長年の運動から、チーム指導対する大きな刺激を受けている。絶え間ない努力が結果を生み出すのだ、と。

「諦めるほうがどれだけ楽か。だが諦めずずっと戦い続ける遺族から本当に大きな刺激を受けている。彼らの価値観と論理は私が見習うべきものだと感じている。彼らは人生を賭けて戦っている。監督として参考にするというだけでなく、一人の人間としても学ばせてもらっている。自分たちが少しでも良い人生が送れるよう多大な努力をしている。」


同じ監督として出席するが、初めて式典に出席した昨年と気持ちは少し違う。今年は犠牲者の名前を1人1人読み上げる。

「まずクラブの代表の一人としてこの式典に出席させてもらえることがありがたい。2011年にこの街に来たときにも少しは背景を知ってはいたんだが、ここで過ごすうちに生活の一部になった。そんな中で遺族や被害者を代表して読み上げる大役を任せてもらえるのは非常に光栄に思うし、誇りだ。やってくれないかと頼まれたときには迷いは全くなかった。このクラブの監督として、出席者代表として、是非やらせてもらいたいと思った。誇りを胸に堂々と読み上げるつもりだ。被害者の正義への助力になればと願っている。」


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