Gerrard: チーム力発揮

2度のペナルティをきっちり決め、リバプールの歴代得点ランキングでケニー・ダルグリッシュの記録を抜いたスティーブン・ジェラードは、数年前なら落としていたような試合で得た3ポイントに大満足。

「この得点数はペナルティも多いんだけど、ペナルティを決めるだけの度胸と技術は必要だ。2点目のペナルティはすごく緊張した。フラム戦のと似てたな。得点に繋がって嬉しいけど、とにかく3ポイントを取れたってことが大きかった。選手たちの頑張りもすごく嬉しい。」

「この試合を振り返るとすごく満足感があるんだ。特に同点に追いつかれてからの勝利だったから。サム・アラダイスのチームを相手にすごくトリッキーな試合だった。ある程度のことは予想していたんだけど、想像以上だった。ドレッシングルームは暑いし、ピッチは乾いてるし、バスのパーキングはめちゃくちゃ遠かった。俺たちの気をどうにか荒らそうと必死だったんだろう。チームの真の力を試すいい機会だった。７０ヤードのボールを様々なアングルから入れてきた。彼らには空中で強い選手がいたけど強固に守った。今日はタイトルを狙えるだけのチームなのかを証明する必要があった中、それが上手くできたと思う。」

ブラジル代表コーチらが見守る中で交代出場したルーカスの貢献を称賛。キャプテンは彼のワールドカップへの招集に一声上げた。

「ルーカスは特別評価されるべきパフォーマンスをしていた。彼にはすごくプレッシャーがあったと思う。ブラジル代表のコーチが彼を観に来ていたからね。最近あまりプレーしていない彼だけど、しっかりフィットしてやってくれたよ。みんなコウチーニョのパスのうまさを大絶賛しているけど、あの2点目のゴールにつながったルーカスのパスはブラジル最高レベルのものだったと思う。あのパスが勝利につながった。だからルーカスの健闘に大きな拍手だ。」

「俺たちのチームに欠けているものはないってことを証明できたと思う。ルイス・スアレスとダニエル・スタリッジとコウチーニョにはクラスもスキルも揃っている。それにチームには相当な精神力がある。気合いを入れてしっかり準備できる選手たちがいる。それが今日出せたんだ。数年前なら同じような状況ならふさぎこんでそのまま後半にも引きずっていたと思う。でも監督がハーフタイムに良い言葉をかけてくれた。忘れろ、何も変える必要はないって。１０％アップで頑張ってみようって。」

LFCTV