2015-10-26

最後まで信じ抜け


ユルゲン・クロップ監督就任後初のリーグ戦、77分に投入したクリスティアン・ベンテケが見事なヘディングをKOPの前で決めてみせ、初勝利を大きく引き付けた。しかし4分後にフリーキックを与えてしまい、セットプレーから失点。結果5試合連続のドローに終わった。クロップは成長は見えたといい、メンタル面強化を課題に挙げた。

「いい場面は何度もあった。次のステップがなぜ踏めなかったかと言われるかもしれないが、前に進むには時間がかかるし、成長は見える。だが、問題はほかのチームはそれを待ってはくれない。我々を倒しに来るし、今日の試合も厳しい試合だった。私の目では、我々の方が上だったと思うし、チャンスも多かった。成長は見えたし、次への階段も見えたし、ほかにも様々なことが見えた。でも結果には落ち込んでいる。」

「サウサンプトンのような空中戦に強いチーム相手にあんなフリーキックを与えてはいけない。それを3度も1対1でやらせてしまい、ドローになった。残り10分あり、フィジカル的には諦めていなかったが、心のなかでもう勝てないと思ってしまっていたのが問題だ。だからチャンスがあった状況で冷静さが足りず決めきれなかったりした。それがネガティブなメンタリティだとは言わないが、起きた事を直視し、状況は変えられると信じなければいけない。」

「選手たちはとても良く頑張っていたし、しっかり集中し、パッションもあった。すべて揃っていたが、1失点で世界の終りのような気分になってしまった。でも実際は世界の終わりではない。たった1点だ。状況は変えられると理解することを学ばなければいけない。今のチームへのプレッシャーは理解できないが、選手たちはそのプレッシャーを感じていて、それがピッチに出ている。」

「この結果とパフォーマンスをさらに伸ばしたい。今ここで今の選手たちは戦う準備ができていない、なんていうような状況なら残念なニュースになってしまうが、チームは戦う準備はできている。」

ベンテケのゴールではアンフィールドで初のゴールセレブレーションを披露したが、ちょっと後悔しているようだ。

「極上のゴールだった。パーティがあるときには次のパーティがいつかわからないから、そのときにお祝いをするべきだと学んできた。その瞬間だったんだが、今振り返ると早すぎるお祝いも良くないね。次のセレブレーションがすぐ来てほしい。」

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