2015-10-19

ドルトムントでオリジ獲得を狙ったクロップ


ユルゲン・クロップはデビュー戦のFWはディヴォック・オリジを起用するほか選択肢がなかった。ブレンダン・ロジャーズのもとで出番のなかったオリジだが、ユルゲンはドルトムント監督だった当時同選手の獲得を試みたといい、高く評価していると明かした。

「彼をドルトムントで獲得したかったが、リバプールにもっていかれた。リバプールが買い、リールにローンに出した。彼はとても優秀な選手だよ。素早いし、技術力もある。試合で多くプレーしていないから、試合経験不足だが、彼と一緒に楽しい時間を過ごせそうだ。リバプールの監督になったとき、こんなに優秀なストライカーが4人もいるなんて、やった!って思ったけど、今一人だけ。最高の状況とは言えないが、ディボックは好きだし、若いシンクレアもベンチに控えていて、プレーできる準備はできていた。」

「私はプレーできない選手のことは考えない。意味ないから。ダニー・イングスはまだ時間がかかるし、ベンテケは来週には戻ってこれるだろう。全員が100%のフィットネスだったら最高だけど、そういう状況になることはほとんどない。ダニー(スタリッジ)は練習中にジョーダン・アイブと一対一になったときに筋肉を少し痛めてしまっただけだ。私はスペシャリストではないが、念のため検査をした。ちょっと腫れていたが特に深刻な問題はなかったから、ダニーについては様子をみる。木曜日にプレーできるといい。」

初戦はテクニック面で苦しんだチームだが、まだ改善の余地は十分ある。選手教育を得意としていたロジャーズに対し、クロップは実力を引き出すことに重きを置いている。

「何か変わったというのは見てもらえたと思う。あれこれ吹き込んでややこしくしたくなかった。これは物理学じゃなくサッカーだ。新しい情報を少し入れて、シンプルにアイデアを分かってもらえるようにした。」

「テクニカル面でもっと彼らを鍛えるべきか?選手たちはすでに知ってる。その力を引き出せるかどうかだ。大きな問題ではない。魔法の粉をかけて、『ほらサッカーがプレーできるようにな~る』なんて唱える必要なんてない。ボールを使ってプレーする技術は持っている。それが実行できる状況を作り出すことが重要だ。」

「もっと良いプレーが必要なのは明らかだ。だがそう私が言うのはそれができる力を持っているから。そこを引き出すことから始める。選手にとって一番大事なのは、少々ワイルドにプレーする心構えを持っておくこと。そして走って、ミスしたって構わない。気にせず、もう一度やり直せばいい。」

「あんなアダム・ララーナこれまでに見たことあったか?彼の事はサウサンプトン時代から知っているが、あと20~30%はアップできる。コウチーニョはもっといいプレーができるか?間違いなくできる。ルーカスは両足使ってプレーできる。エムレ・チャンはランニングとパスの同時進行を学んでいる。ミルナーは非のない完璧なプロ。すべて備えたマシーンだ。」



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