2015-10-23

2%足りなかった


就任後、初めてアンフィールドで指揮を執ったユルゲン・クロップ。ルビン・カザン相手に先制ゴールを許し、エムレ・チャンのゴールで追いつくもドローに終わり、初勝利はお見送り。現在グループB2位にとどまっている。

「今夜は上出来とは言えないパフォーマンスだったが、人生最悪の日でもない。ルビンの能力を考慮すると、とても興味深く、大きなチャレンジだったと言える。相手は経験豊富で優秀なチームだったし、ボールの扱いは非常に上手かった。先制ゴールを許し、再スタートが必要な状況で、しっかりそれができゴールを決めることができた。その前に相手がレッド―カードで10人になった。そうなると相手はプレーするのをやめてしまい、コンパクトに守備をしがちだから、大きなアドバンテージになり得る。チャンスは作ったし、クリスティアン・ベンテケがポストにも当てたが、ゴールが決まらなかった。98%は良かったが、残りの2%が問題だった。この決定的な2%が不足していた。まだチームの自信は100%じゃない。」

プロとしてサポーターを楽しませることを目的としているクロップは、今後サポーターがさらに楽しめるチームを作ることを誓った。

「世界屈指のクラブの監督として、サポーターにもっと楽しんでもらえるようチームを成長させたい。今夜は楽しめる瞬間もあったとは思うし、選手が全力投球している姿は見てもらえたと思う。つまらないプレーではなかったし、誰も開始早々にすべて使い切るようなプレーは望んでいない。全力を尽くした結果勝つことができなかったが、この試合結果が世界を変えるわけではないからね。次の試合に切り替えだ。」

アンフィールドの観衆に大歓迎を受けたクロップは、スタジアムの雰囲気には大満足。

「とても暖かく歓迎してもらった。今夜は最高の瞬間に数えられるものだったが、試合が何より重要だ。気分はとても良かったよ。試合中は集中しているからあまり周囲の音は聞かないようにしているし、そのほうがうまく行く。だが初めてホームに入るときには、大きなウェルカムプレゼントをもらえるもんだ。今夜のプレゼントに満足はしていないが、1回目だしこれからたくさん来るからもっといいものになるといい!」


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