2015-10-16

勇敢で楽しいプレー


土曜日、リバプールの監督としてユルゲン・クロップがデビュー戦を迎える。チームに新たなメンタリティを吹き込もうとしているユルゲンは、楽しく勇敢にプレーすることを選手たちに求めた。

「どこかこれまでとは違ったチームをみたい。練習の成果を試合で見せられると思う。選手たちには、もっと勇敢に、楽しくプレーしてほしい。プレーするのが楽しいっていう選手たちを見たい。それは練習でも見えている。攻撃面だけでなくチームとしてさらにまとまりのあるプレーができるかもしれない。ここまで得点力不足なのは承知だが、まずチームとして安定しなければ、自由に攻撃したり、チャンスメイクをするのは難しい。そういう部分は変えていきたい。メンタリティと準備があればそういうところは変わる。」

「だがチームとして完全に勢いがつくまでには時間がかかる。試合当日に起きるかもしれないような問題は今あまり気にしていない。試合後にはもっとチームを知ることができるだろうしね。今一番の問題は、『優勝できる!』とか『まだ何もしてないくせに』とか言う人たち。辛抱強くいれば道は開ける。これで終わりだとか、希望を失わないこと。まず選手たちには自分を信じてプレーしてほしい。選手たちの力になるためにここに来た。一緒に頑張りたい。」

スパーズ戦への準備は着々と整っている。

「我々はここから再スタートを切らなければいけない。過去に起きた事は気にせず、次の試合でしっかり守備をして安定させ、できれば前にも少し出たい。しっかり動いて、仕事をして、試合を楽しまなくちゃ。スパーズはお互いを知った優秀なチームで、調子もよさそうだ。彼らのプレースタイルは分かってるが、まず我々の状況を把握することが大事。次の練習で問題がなければ、私のなかで理想のプレーは出来上がっている。」

「結局これはただのフットボール。みんないいプレーができるからここにいる。いいトレーニングができているし、選手たちはしっかり耳を貸してくれ、我々の求めることを理解してくれようとしている。すべてを変えるというより、私は正しい方向へ進むことに重きを置いている。」

「これから我々は胸を張って、走って、戦って、シュートやらをする。チーム全員が守り、攻撃する。夢に描くような理想のサッカーをみんなでやるんだ。」

就任後、めまぐるしくパパラッチに追われるほど周囲からの期待は高い。だがプレッシャーはあまり気にしていない。

「そういうことは私は考えない。常にパパラッチに追われるのは嫌だ。私がレストランにいるのを何時間も待ち構えて、写真を一枚とって家に帰る仕事って変な仕事だ。だがそれが現実に起きている。表でのことはどうでもいい。裏でどれだけやれるかが勝負だし、パパラッチ的な騒ぎは時間が経てば収まると聞いてる。私はメディアが書くことも興味ない。自分で与えるプレッシャーだけで十分。成功しなければならない、なんて誰かに言われなくても分かってる。」



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