2015-10-06

クロップに選手獲得の最終決定権


ユルゲン・クロップとの交渉が順調に進行している。昨日ロンドンで交渉が行われ、3年契約で大筋合意し、早ければ金曜日までに新監督が決定する見通しであるとTelegraphほか多くの英メディアが報じている。現在のリバプールの運営体制下で指揮を執ることに当初から前向きだったというクロップが要求したのは、ブレンダン・ロジャーズが与えられなかったトランスファー委員会での最終決定権。委員会の誤ったチーム補強が失墜の要因とも言われている。

ロジャーズはメンバーの一員であったが、希望する選手を獲得してもらえないこともあり、それがパフォーマンスに影響していると周囲にもらしていたという。FSGは24歳以上の選手を獲得しないという基本方針を定めており、ロジャーズが経験豊富なアシュリー・ウィリアムズやライアン・バートランドを希望したときには、受け入れられず、結局チャールトンから18歳のジョー・ゴメスを獲得。3年間で£3億を費やしながら、獲得選手の多くが、的外れであった。

クロップはドルトムント時代にフットボールダイレクターと共同でリクルートメントをしていたことから、トランスファー委員会を設置することに躊躇いはない。クロップは、同委員会の意見は聞くが、自分が欲しくない選手獲得はしないよう最終決定権をオファーを受ける条件としてFSG側に伝えた。FSGはこれを受諾したとみられる。クロップら新コーチングスタッフは、まもなく最終交渉のためリバプールへ向かい、金曜日までに正式に発表が行われることになりそうだ。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

最終決定権は監督にあるべき。ロジャースは可哀想だったけど、反省をクロップ政権で生かしてくれれば良い。