2015-10-31

ローンシステム見直しへ


選手に経験を積ませるため他クラブへローンで移籍させるのはイングランドではごく普通のこと。しかしドイツからやってきたユルゲン・クロップは若手選手たちはローンに出さず、直々に指導することを好む。現在リバプールではファーストチーム含め十数人が他クラブで修行中。ローン中の選手たちの活躍をチェックするのも多忙な監督仕事だが、今後は直に指導できるようローンシステムの見直しを行う。

「当然ローン中の選手たちもチェックしている。イングランドのやり方は他のクラブとは全く違うから、ここのやり方を勉強しているところだ。リバプールは数年前には20〜25人をローンに出していた。ドイツではローン移籍というのは普通ないが、ここではそれが普通だ。時間があるときにはローン中の選手を観るようにしている。オジョを観ようとウルヴァーハンプトンに足を運んだら、彼は出なかった(笑)。」

「ここにいる選手でもそうでない選手でもリバプールの選手たちをみるのは私の仕事の一部だ。いずれ決断をしなければいけない時が来る。私は若い選手をほかのクラブへやるのは、最善の育成法なのか疑問だ。若くして余計なプレッシャーを背負うことになるんじゃないか。経験豊富な選手に囲まれるなかで、そういう選手たちより上だと証明しなさいと言われ、ホームクラブではステップアップすることが期待されている。」

「そういうプレッシャーは少し緩めてあげないといけないかもしれない。我々のもとでセカンドチームでプレーさせたり、チームを組ませたりして直に育成していく必要があるだろう。どうするかは今後をみてから決める。イングランドでは監督に様々なことを変えるほどの十分な時間が与えられないが、今後のために少しでもアイデアを出し、変えていきたい。」


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