2015-10-18

クロップ満足のデビュー戦


約束通り、キックオフからヘビーメタル級のワイルドなフットボールを展開したユルゲン・クロップは、ドローながらも初戦の出来に満足したと微笑んだ。

「ドローがフェアな結果だと思う。結果には満足しているし、良いところはたくさんあった。準備時間が3日しかなかったし、トッテナムは優秀なチームだから、この試合にはそこまで期待はしていなかった。だが相手を少し驚かせることができたんじゃないかな。」

「開始20分はアグレッシブでプレスもカウンタープレスもとても良く出来ていた。トッテナムは良いチームだからそのあと勢いを返されてしまったが、お互いチャンスのあるオープンな試合だった。相手の方がベストチャンスがあったとは思うが、我々の方が良いプレーができていたと思う。我々はボールを持った時のプレーが良くなかったが、選手たちはもっと上手くプレーできる力を持っている。」

「練習を開始して3日で0-0は悪くない。ファーストステップとしてはとても満足している。この試合の印象をもとにまた改善できるように努める。今日の出来はまあまあってとこだ。0-0の結果は理想ではないが、オッケー。サッカーは結果が大事なスポーツだからその点は改善しなければいけない。左がゼロじゃなかったら問題だが、左右ゼロならいいだろう。次のルビン・カザン戦に備え明日から準備を始める。二つ同時には進行できないからまだ何も準備していないんだ。情報を集めて準備する。それ以外私がやることはないから。」

走るプレッシングスタイルはすでにチームに埋め込まれ、チームは今季リーグ記録となる1試合116kmを駆け抜け、トッテナムの持っていた記録(114.8km)を塗り替えた。だが独自のプレースタイルを浸透させ、結果を出すまでにはまだ時間がかかりそうだ。

「どれくらいかかるって言われてもわからない。今何日とか何ヶ月とか数字を出したって誰にもわからないし、何も変えられない。ただリバプールをサポートしてくれる人なら、我々には時間が必要だとはわかっているはずだ。クラブ名だけで優勝はできない。もっとポイントを稼ぎ、自信を持って良いパフォーマンスができるまでには時間が必要だ。」



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